diff --git a/README.md b/README.md index d320641..1fc40cb 100644 --- a/README.md +++ b/README.md @@ -1,226 +1,73 @@ -# Run Carla and ROS-Bridge in docker container on KVM hosted Server by using GPU passthrough technique +# Run Carla and ROS-Bridge in docker container -CarlaをVulkanを使って画面表示を行うアプリケーション。 -画面のないheadlessサーバー上で、しかもDocker内で動かし、Webブラウザで操作できる。 +Docker上でCarlaを動かす。 + +noVNCを使うことでWebブラウザ上で実行可能 + ホストの要件 Nvidia GPUカード1枚が認識できるDockerサーバー -サーバー本体は、GPU pass through設定にする。 -ヘッドレスでの使用を想定しており、GPU付きノートPCでの使用は、今のところできない。 +Dockerサーバー +Dockerクライアント +ともに、OSのバージョンは、なんでも良いが、cuda-toolkitのバージョンは、ともに合わせなければならない。 -Docker上で動かす場合には、Dockerを動かす元のcuda-toolkitのバージョンを合わせる必要があるので注意。 +ここでは、 +Dockerサーバー 20.04.3 +Dockerクライアント 18.04 +で検証した。 -Cuda toolkitのバージョンは、リビジョンが違っても動作しないので、合わせる必要がある。 -v4.0.0 ではcuda11.6のドライバーをインストールしている。 -nvidia-smiでバージョンを確認する。 -もし一致していないなら、 +v4.0.0 ではcuda11.6のドライバに統一。nvidia-smiでバージョンを確認する。もし一致していないなら、 + + cuda-toolkitを検索し、 + + Linux->x86_64->Ubuntu->18.04->deb(local) -の手順に置換する。 - -## Update: support noVNC - -- noVNCを使用したブラウザからのアクセスは、ポート6080を使用。一般には、vnc.htmlをアクセスし、パスワードを入れれば入れるが、エラーが出る場合(多分、ブラウザのキャッシュの関係だと思う。)もあり、 -この場合、vnc_lite.htmlからアクセスするとできる。 -・また、VNC経由の場合には、ポート7000を使用。変更は、run.shをいじれば、任意のポート番号に変更可能。 - -Buildするには: -``` -./build.sh -``` -Runするには: -``` -./run.sh -``` - -## 実行の仕方 -step .1 ブラウザ経由でアクセス。 - -192.168.100.231:6080 -step .2 vnc.htmlから入る。 +の手順に書いてあるところを参考に、Dockerfileを書き換える。 - -step .3 password kobaken - - -step .4 マウス右クリックで、ターミナル開く - - -step .5 m リターンでユーザーモードを切り替える - - -step .6 cd scripts - - -step .7 ./startcarla.sh - - -setp .8 ./launchcarla.sh - - -### 1. 研究室サーバーでGPU対応のKVMクライアントへのセットアップ -KVMクライアントへGPUのドライバとnvidia-docker2をインストールする。 +### 1. 研究室サーバーでGPU対応サーバーのセットアップ +cuda-toolkitとnvidia-docker2をインストールする。 sshログインして`nvidia-smi`を実行して、GPUが検出されることと、入っているドライババージョンを確認 -### 2. container立ち上げ -X11サーバーとアプリケーションの入ったdocker containerをビルド、立ち上げる。 - -run.shがdocker内で実行される。 - -ホストマシンに一度ログインして、`nvidia-xconfig --query-gpu-info`を実行し、BUSIDを控えておく。 - -(startup.sh内で処理済み) - -## 何をしているか -2つの要素が組み合わさってできている。 - -- (A) headless GPU server上でGLXアプリを動かす - - GPUを使える仮想ディスプレイを作る。ソフトウェアレンダリングで十分な場合は、`xorg xvfb x11vnc`などで仮想ディスプレイ環境を作れるが、GPUを使いたい場合はNVIDIAドライバの機能を使う必要がある。 -- (B) docker上でX11サーバーを動かす - - ポピュラーな`DISPLAY` `/tmp/.X11-unix`を共有する方法ではなく、Xorgをコンテナ内で動かす方法。 -- (A+B) headless GPU server上のdocker上でX11サーバーとGLXアプリを動かす - - 上の2つを合わせれば完成。 - -順番に解説する。 - -### (A) run GLX apps on headless NVIDIA GPU server - -これに関しては解説がいろいろある。 - -- [NVIDIA GPUで作るHeadless X11 Linux](https://www.slideshare.net/T_S/headless-x11-demo) -- [Setting up a HW accelerated desktop on AWS G2 instances](https://medium.com/@pigiuz/setting-up-a-hw-accelerated-desktop-on-aws-g2-instances-4b58718a4541) -- [EC2\(g2\.2xlarge\)でOpenGLを使う方法 \- ⊥=⊥](http://xanxys.hatenablog.jp/entry/2014/05/17/135932) -- [How to run Unity on Amazon Cloud or without Monitor](https://towardsdatascience.com/how-to-run-unity-on-amazon-cloud-or-without-monitor-3c10ce022639) -- [VirtualGL \| Documentation / Headless nVidia Mini How\-To](https://virtualgl.org/Documentation/HeadlessNV) -- [Running without display and selecting GPUs \- CARLA Simulator](https://carla.readthedocs.io/en/latest/carla_headless/) - -大まかな手順としては - -- Xorg, Nvidia Driverのインストール -- XorgがGPUを使うようにconfを編集 - -`nvidia-xconfig`を使うと、headless環境で仮想displayを使うためのXorg向けの設定を出力できる。しかしコマンド自体のオプションのマニュアルが不足しているので、release noteを読んで確認する必要がある。 - - -### (B) X on Docker -X11 GUIアプリケーションをdocker内で動かしたい時、いくつか選択肢がある。 - -1. hostのx11 socketの共有 or hostで建てているx serverのアドレスを環境変数DISPLAYで渡す - - docker run時に`-e DISPLAY=$DISPLAY`とか`-v /tmp/.X11-unix:/tmp/.X11-unix`とかを指定するのはこちらのアプローチ。やり方については検索すると出てくるので割愛。 - - x11 clientだけをcontainer内で動かし、host上で動いているx11 serverに接続して描画してもらう。dockerからは描画命令だけが来るので、例えばGPUを使って実際に描画するのはx11 server側、つまりcontainer外になる。それ以前に、デスクトップ環境を作っていないサーバー上で動かす場合、そのhost上でまずX11サーバーをセットアップする必要がある。 - - この方法でも、「ローカルのデスクトップ環境上で動かすが、ホストの環境を汚さないためにdocker内でGUIアプリを使いたい」場合や、「サーバーだけど直にX11をセットアップするのを厭わない」場合は十分。 -3. docker内にx11 serverも建てる - - x11 client, server共にdocker内で動いている。このままでは画面が見えないが、VNCやスクリーンショットの形で出力する。この場合は、実際に描画処理をしているのもコンテナになる。 - - - kubernetesやECSなどのコンテナベースのサービスを使っていて、Dockerコンテナの外側の環境に触れない場合 - - host上にX11サーバーをセットアップするのが面倒/できない場合 - - だと、コンテナ内で完結する2の方法を取らざるを得なくなる。 - - 例えば [DockerでXサーバを動かしてGUIを直接表示する \- くんすとの備忘録](https://kunst1080.hatenablog.com/entry/2018/03/18/225102) はこのアプローチを取っている。基本的にはコンテナ内にXserverとXclientを両方インストールし実行する。 - - -### (A+B) GPU-enabled X server on Docker -普通のXアプリなら上の手順で良いが、OpenGLなどグラフィック用途でGPUを使うアプリケーションの場合、 - -1. hostのx11 socket共有 - - [NVIDIA Docker で HW accelerated な OpenGL\(GLX\) を動かす\(2019 年版\) \- Qiita](https://qiita.com/syoyo/items/22a0db4d49495020f1bd) でも触れられているように、 [nvidia/opengl \- Docker Hub](https://hub.docker.com/r/nvidia/opengl) などを使う方法がある。繰り返しになるがこの場合だとレンダリングしているのはホスト側になる。 -2. docker内にx11 serverも建てる - - この場合の手順について書かれた文章はほとんど見つけることができなかった。今回はこれをやりたい。 - - コンテナ内にインストールされたXserverがGPUを扱えるように、X用のドライバをインストールする必要がある。 - -#### グラフィック系ドライバのdocker内へのインストール -docker内でNVIDIA GPUを扱いたいときは、nvidia-docker2を使うのが普通。これはホストのGPUのデバイスファイルとそのドライバをコンテナと共有し、GPUをコンテナ内側でも使えるようにする技術だが、公式にはCUDA系やOpenGLの一部のみをサポートしていて、グラフィック系のGLX・Xorgからのレンダリング・vulkan等に対応していない( https://github.com/NVIDIA/nvidia-docker/issues/631 )ため、XorgがNVIDIA-GPUを使うためのドライバやGLXのextensionはコンテナと共有されない。 - -なので、nvidia-docker2の機能でGPUのデバイスファイルを使えるようにし、ドライバはコンテナ内部で1からインストールすることでGLXをコンテナ内で使えるようにできた。 - -コンテナ内部でドライバをインストールするDockerfileとして、公式の [nvidia/driver \- Docker Hub](https://hub.docker.com/r/nvidia/driver) とその解説wiki [Driver containers \(Beta\) · NVIDIA/nvidia\-docker Wiki](https://github.com/NVIDIA/nvidia-docker/wiki/Driver-containers-(Beta)) がある。これはNVIDIAのドライバを公式からダウンロードして、インストールスクリプトを実行しているDockerfileだが、前述のようにX系のドライバをインストールを省略している。 https://gitlab.com/nvidia/driver/blob/master/ubuntu16.04/Dockerfile#L43 を見ると - +### 2. containerのビルド ``` - --x-prefix=/tmp/null \ - --x-module-path=/tmp/null \ - --x-library-path=/tmp/null \ - --x-sysconfig-path=/tmp/null \ +> git clone https://www.ikko-lab.k.hosei.ac.jp/gitbucket/git/ikko/glx-docker-headless-gpu.git +> cd glx-docker-headless-gpu +> ./build.sh ``` - -そこでXorgをインストールした後、ドライバインストール時にこのオプションをきちんと設定して、X用のグラフィックドライバをインストールさせる。これが終われば、ホストのGPUサーバー上でXorgを動かすのと全く同様に、dockerコンテナ内でXorgを(GPU込みで)動かすことができるようになる。 - -あとは(A)と同じで、(A)のコマンドで作ったxorg.confをコンテナ内に設置して、`Xorg &`でサーバーを走らせれば動く。 - - -## 各種ソフトウェア - -### xorg -X11サーバーの1つの実装。 - -`Xorg :0`とするとサーバーが立ち上がる。 - -例えば`x11-apps`を入れて`DISPLAY=:0 xeyes`とすると目玉のテストアプリケーションが立ち上がる。 - -[UbuntuでNVIDIAのディスプレイドライバが動作しない場合のチェック項目 \- Qiita](https://qiita.com/gm3d2/items/8346c76961d3fdb257b7) が参考になる。 - -lspci | grep NVIDIA - -- 設定ファイル /etc/X11/xorg.conf -- ログファイル /var/log/Xorg.0.log -- /usr/lib/xorg/modules/drivers ドライバ -- /usr/lib/xorg/modules/extensions glxのエクステンションなど - - -### テスト用X11アプリ -- xeyes Xサーバーが動いているか? -- glxgears, glxinfo GLXが使えるか? -- vulkan-smoketest vulkanが使えるか? - -### x11vnc -起動しているx11 serverの画面をそのままvncで飛ばすソフトウェア。実際のdisplayが繋がっている場合はその画面が、仮想displayの場合はその中身が転送される。 - -ずっと起動しておく -forever - -ポート変更 x11vnc -rfbport 5566 - -### virtualGL -- 公式 https://virtualgl.org/About/Background -- わかりやすいarchlinuxの解説 https://wiki.archlinux.jp/index.php/VirtualGL - -実際にアプリケーションを表示したいXサーバーのアドレスを`:0`、GPUにアクセスできるXサーバーのアドレスを`:1`とする。 - +### 3. containerの実行 ``` -DISPLAY=:0 VGL_DISPLAY=:1 vglrun glxgears +./run.sh ``` +## noVNC -とした場合、アプリケーションのレンダリング命令が`:1`に行き、そのレンダリング結果が画像としてキャプチャされ、`:0`に送られる。これは通常通り +- noVNCを使用したブラウザからのアクセスは、ポート6080を使用。一般には、vnc.htmlをアクセスし、パスワードを入れれば入れるが、エラーが出る場合(多分、ブラウザのキャッシュの関係。)もあり、 +この場合、vnc_lite.htmlからアクセスするとできる。 +・また、VNC経由の場合には、ポート7000を使用。変更は、run.shをいじれば、任意のポート番号に変更可能。 + +### ブラウザ経由でアクセス。 ``` -DISPLAY=:0 glxgears +https://192.168.100.231:6080 ``` - -とした時に、GPUにアクセスできないXサーバー(例えばこれはssh -Xで転送されたクライアントのXサーバーなど)側にレンダリング命令が来てGPUを活用できない状況をパフォーマンス面で改善できるが、実際に`:0`から見える結果は全く同じになる。 - -### xvfb -仮想ディスプレイを作るソフト。 -ただしGPUは使わない。ソフトレンダリングのみならこれで十分。 - -### nvidia-xconfig -Xサーバーがnvidia gpuを使えるように - -nvidia-xconfig --query-gpu-info +### vnc.htmlから入る。 +### ターミナルを開く +マウス右クリックで、ターミナル開く -### X周りの要素技術についてのまとめ -[おっさんエンジニアの実験室: 12月 2016](http://ossan-engineer.blogspot.com/2016/12/) +m リターンでユーザーモードに切り替える +``` +> m +> cd scripts +> ./startcarla.sh +``` +### ターミナルを開く +マウス右クリックで、ターミナル開く +``` +> ./launchcarla.sh +```